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確定拠出年金のメリット!税金は安くなり、資産を作れます!

投稿日:2017-08-24 更新日:

個人型確定拠出年金(iDeCo)はご存知でしょうか?

名前は聞いたことがあるという方は多いかもしれませんが、理解ができている方は少ないかもしれません。

確定拠出年金は所得税や住民税などの税金を安くして、老後のための資産形成ができる制度です。

よく理解して、メリットを最大限に活かしましょう。

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確定拠出年金とは?

毎月の一定額を拠出金として積立て、運用商品を選択して資産運用をします。

運用した資産は60歳になったときに受け取れますが、一時金として一括で受け取る方法と年金として受け取る方法があります。

老後を公的年金だけで生活することに不安な方や、もう少し豊かに暮らしたいと考えている方にとって注目されています。

特に、年金の受給開始年齢の引き上げ、少子化による受給額の減少なども将来の可能性として考えられますので、公的年金だけに頼らない生活設計が必要だと思われます。

税金が安くなる3つのポイント

1.給与からの控除される所得税と住民税が安くなります。

毎月の積立てた金額は年末調整や確定申告の時に小規模企業共済等掛金控除として利用することができます。
所得控除になりますので、所得税と住民税が少なくなります。

1月から毎月10,000円を拠出した場合の、一年後の税金の違いを計算します。

ケース1
Aさん(20代)年収300万
社会保険料(会社天引き)43万円
扶養控除、保険料控除等なし

確定拠出年金なし 確定拠出年金あり
(小規模企業共済等掛金控除12万円)
差額
所得税 56,600円 50,500円 5,100円
住民税 118,500円 106,500円 12,000円
合計 175,100円 157,000円 18,100円

毎年18,100円の税金が安くなります。30年間収入が同額だったとしても累計で543,000円お得になります。

ケース2
Bさん(30代)年収500万円
社会保険料(会社天引き)72万円
扶養控除、保険料控除等なし

確定拠出年金なし 確定拠出年金あり
(小規模企業共済等掛金控除12万円)
差額
所得税 141,400円 129,100円 12,300円
住民税 243,500円 231,500円 12,000円
合計 384,900円 360,600円 24,300円

毎年24,300円の税金が安くなります。30年間収入が同額だったとしても累計で729,000円お得になります。

2.資産運用益がかからない分の税金が安くなります。

通常株式の運用益や配当金には約20%の税金がかかります。

しかし、確定拠出年金の拠出金を運用して得た利益や、配当金には税金がかかりません。

そのため利益を含めた金額を再度運用する複利運用になるので、運用益を最大限に活用することができます。

(例1)
10,000円を年利3%で30年間複利運用すると約24,000円になります。

元本10,000円を差引いた14,000円が運用益となりますが税金はかかりません。

※ちなみに単利運用の場合の運用益は9,000円になります。

(例2)
毎月10,000円を積立て年利3%で30年間複利運用すると約580万円になります。

元本360万円(10,000円×12ヶ月×30年)を差引いた220万円が運用益でとなりますが税金はかかりません。

※ちなみに単利運用の場合の運用益は162万円になります。

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3.年金受給時にも節税

運用した資産を一時金として一括で受け取る場合には退職所得控除が受けられます。
退職所得控除(勤続年数よりも掛金の拠出年数が長い場合には拠出年数を使います。また、1年未満の端数は切上げて1年とします。)

勤続年数 退職所得控除額
20年以内 40×勤続年数(最低80万円)
20年超 800万+70万×(勤続年数-20年)

 

運用した資産を年金として受け取る場合には公的年金等控除が受けられます。
公的年金等控除(公的年金等収入は一年間の収入で、他の厚生年金などを合計した金額)

受給時の年齢 公的年金等収入 公的年金等控除額
65歳未満 700,000円以下 全額
700,001円~1,299,999円まで 収入金額×100%-700,000円
1,300,000円~4,099,999円まで 収入金額×75%-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで 収入金額×85%-785,000円
7,700,000円以上 収入金額×95%-1,555,000円
65歳以上 1,200,000円以下 全額
1,200,001円~3,299,999円まで 収入金額×100%-1,200,000円
3,300,000円~4,099,999円まで 収入金額×75%-375,000円
4,100,000円~7,699,999円まで 収入金額×85%-785,000円
7,700,000円以上 収入金額×95%-1,555,000円

年金での受け取りは未受取部分を再度運用しますので、更に運用益が出る可能性もあります。
ただし、年金受給時に所定の手数料が毎回かかりますので、注意してください。

まとめ

今回は確定拠出年金の税金面についてのメリットをまとめました。

次回は実際に運用する場合にどのような商品を選択したら良いのか、管理手数料や信託報酬などについてまとめてみたいと思います。

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